Le Sucre
オーナーシェフ 松田勝春さま
フレンチをベースにした本格的な味わいをカジュアルに楽しんでいただく。そんな思いで、レストランをオープンさせたいと考えていました。そして、「TAKU円山」「maruyama檀」など、アーキケイが手がけた店舗が気に入り、設計依頼を決めたのです。大人が心からリラックスしてディナーを堪能できる空間、さらにより多くの方に参加いただける料理教室のための使いやすい空間であることをお願いしました。
初めて店舗入口の手描きラフ案を見たときは、正直よくわかりませんでした(笑)。東口さんの頭の中ではイメージがどんどんふくらみ、完成デザインがほぼ見えていたのでしょう。次々と沸いてくるアイデアを、描きながら考えてまとめているという印象でした。何度もやりとりするうちに「あぁ、なるほど!」と感じるようになりました。
実際、できあがった入口のデザインは、とても気に入っています。お客さまを、ちょっと特別な時間へいざなう扉という印象で、私たちが描いていたレストランがより素敵に表現されていて「さすが!」です。また、存在感あるアイランドキッチンもいい!お客さまとの会話やおもてなしがスムーズになり、料理教室のときにも大活躍です。クラシックモダンな空間は、いごこちがいいとお客さまからも喜んでいただいています。
時間があまりない中でも東口さんは細部にまでこだわり、現場での作業もきめ細かく指示していました。おかげさまで、私たちが伝えたかった“ぬくもり”が薫る空間が完成。ここから、どんな出会いと時間が積み重なっていくのか楽しみです。